肩の力を抜いて食物繊維の日々

きほんの食物繊維 「ごはん」

2019年06月27日

日本人の、有史来の、基本の、毎日の、確実な、一番身近な、空気のような食物繊維。
先日のお弁当の投稿の続編で、ちょっと長くなります。

ついつい野菜ばかりに目が行きがちですが、ごはんは、日本人にとって欠かせない最強の食物繊維かもしれない。
ファンファイバーインスタの人気企画「食物繊維10gお弁当への道」の食物繊維やカロリーは、原則として、文部科学省がつくっている日本食品標準成分表をインターネット上で使いやすくした食品成分データベースから計算しています。
この食品標準成分表の最も新しい「2018年 追補」にて、日本の食物繊維データの画期的な進化がありました。
簡単に言うと、食物繊維をもっと正確に捉えるようになりました。
このデータによると、日本人のもっとも馴染み深い食材である「ごはん」に、従来考えられていた5倍もの量の食物繊維が含まれていることが明らかになりました。
今まで捉えられていなかった、低分子の水溶性食物繊維やレジスタントスターチと呼ばれる食物繊維も加算されて、精白ごはん100gあたりの食物繊維が、1.5gにもなるというのです。
これは、キュウリやトマトやレタスなど身近な野菜よりも多い。
しかも、ごはんは普通の日本人なら、1日に360gのごはんを食べているので、実に5.4gの食物繊維をご飯から摂取しています。
毎日、毎日。。。 昨今、白米は悪者にされがちです。
糖質が多いとか、血糖値を上げやすいとか。
そりゃあ、玄米や雑穀を混ぜる方が、食物繊維も他の栄養成分も多く摂れます。
んがぁ、やっぱりおいしいし、なんにでも合うし、食べたいし。白米ばかりで食事が成り立ってるわけじゃないし、実は食物繊維もけっこうとれる、となるとちょっと見方が変わりませんか?

という、最新のデータを使った、最も歴史のある食材「ごはん」のお話でした。